雨による日程変更を経て迎えた決勝トーナメント1回戦。対戦相手は山下ジャイアンツ。
初回、1死満塁のチャンスを迎えると、稲垣紘がレフト前に運んでまず1点を先制。ただ、後続はいい打撃を見せるものの相手野手の正面をつく不運もあり、この回は1点どまり。1回裏、簡単に2死をとるものの、そこからミスが続く。野手の交錯や、外野の後逸などにより2点を失い、逆転される。2回に相手守備のミスから同点とするが、その後は両チーム淡泊な攻撃が続き、同点のまま4回、港北の攻撃。先頭の佐藤丈'がセンター前ヒットで出塁すると、3番石川のあたりはライトの頭上を越す2ベース。佐藤祐の内野ゴロの間に1点を取り、ようやくリードを奪う。その後、1年生の中嶋、荒井、東逸の安打が続き2点を奪い、リードを3点とする。
いつもの港北であれば、このリードが余裕を生み出すはずなのだが・・・
4回裏、相手5番打者に2ベースを許し、無死2塁とされるが、後続を落ち着いて打ち取り2死までこぎつける。点差、相手打順を考えていけば冷静にひとつのアウトを取るだけ。その「あとひとつ」が落とし穴となる。「あとひとつ」を逆に意識しすぎたのかなかなかアウトを取ることができない。勝ち急ぎから、ミスにミスが重なり、パニック状態に陥る・・・結局、この回5点を失い、7
- 5とひっくり返される。狐につままれたような状態で迎えた最終回の攻撃、幼稚園児たちががんばるものの、上位につなげることは叶わず試合終了。1回戦で姿を消すこととなってしまった。
この試合で、うまく選手を落ち着かせることができなかったこと、試合への入り方等、指導者としての経験不足から、選手たちにベストの力を出させてあげられなかったことに悔いが残る。
ただし、新チームは始まったばかり。この冬を越した時に、本当の意味での強いチームになれるよういい勉強だったと思って、気持ちを切り替えていこう! |