2回戦から決勝まで、4試合連続の1点差ゲームとなった、今回の大会。みんなにとってはこの上ない成長の場になったはずです。
特に、準決勝。極限まで緊張感の高まった状態、その状態で守り抜いた精神力には本当に成長を感じました。もちろん、そこまでの過程では、ミスがあったり、自らを窮地においやった場面もあっての事ですが、それはミスをしなければ…という話ではなく、そこから踏ん張れるかどうか。ここが野球の一番難しいところであり、おもしろいところでもあると思います。ベンチで応援してくれた選手、フィールドに立っている選手、全ての気持ちが入った球はやはり強いと思います。その気持ちが最後のピンチ、相手打者のバットに空を切らせた、本当にそう信じています。逆に、決勝ではほんの少しその気持ちが瀬谷さんの方が上回った…それだけの差のはずです。

今回、常に試合に出場し続けた選手、ベンチでの応援のみとなった選手、ケガでベンチから見守るしかなかった選手、色々な気持ちを持って、今、大会を振り返っている事と思います。ひとつ言える事は、全ての選手にはそれぞれの役割があり、誰一人として、不必要な選手はいません。役割がない、と自分が感じていたとしたら、探してください。きっと、自分が必要とされる事があるはずです。

もうすでに、春季大会に向けての競争が始まっています。「試合に出たい！」「活躍してみんなの声援を受けたい！」「優勝の瞬間、グラウンドに立っていたい！」その気持ちを全員が持って練習に臨んで下さい。もちろんグラウンド立てるのは22名のうち、たったの9名です。ただ、チームの力は9人の力ではないはずです。そしてその9名はベンチや応援席のみんなの気持ちを背負って、グラウンドに立ってください。

一丸となって、今度は「優勝」を勝ち取り、関東という大きな舞台で野球を楽しみましょう！必ず実現できます！！そして監督を胴上げしよう！！